1. イベントを選択します。選択したイベントのクリップの波形は、［チョッパー］ウィンドウに表示されます。

2. イベントとして挿入する部分の波形を選択します。

   スナップが有効の場合、選択範囲は、現在のグリッド スペースにスナップされます。

3. イベントを端から端まで挿入するには、［選択範囲に矢印をリンク］ボタン を選択します。または、［リンク］ボタンをオフにし、選択範囲の上の矢印をドラッグして、オフセットを指定します。詳細については、このトピックの「選択範囲間にオフセットを設定する」を参照してください。

4. 選択範囲をイベントとしてタイムラインに追加します。

1. 現在の選択範囲をイベントとして編集カーソル位置に挿入するには、［選択範囲の挿入］ をクリックします。もう一度クリックすると、イベント インクリメント矢印の長さだけ開始点がずれて、別のイベントが挿入されます。

2. ［再生カーソル位置に選択範囲を挿入］ボタン をクリックして（または［Y］を押して）、現在のイベントを再生カーソル位置にイベントとして追加します（再生中、編集カーソルは固定され、再生カーソルは再生と連動して移動します）。

選択範囲をタイムラインにドラッグしたり、［チョッパー］ウィンドウからタイムラインにコピーして貼り付けることもできます。

スナップが有効の場合、イベントは次のスナップ ポイントに作成されます。

1. イベントを選択します。選択したイベントのクリップの波形は、［チョッパー］ウィンドウに表示されます。

2. 新規ループの作成に使用する部分の波形を選択します。

   スナップが有効の場合、選択範囲は、現在のグリッド スペースにスナップします。

3. 選択範囲に必要なビート数がある場合は、ループが作成されます。

4. 選択範囲が［ユーザー設定］ダイアログ ボックスの［オーディオ］タブの［次の範囲内のときにファイルをループとして開く］設定より短い場合は、ワンショットが作成されます。

5. 選択範囲が［ユーザー設定］ダイアログ ボックスの［オーディオ］タブの［次の範囲内のときにファイルをループとして開く］設定より長い場合は、ビートマップ クリップが作成されます。

3. 次のどちらかの操作を実行します。

• 選択範囲を右クリックして、ショートカット メニューから［新規クリップにチョップ］を選択します。

– または -

• 選択範囲を右クリックして、ショートカット メニューから［新規トラックにチョップ］を選択します（または選択範囲をトラック リストにドラッグします）。

  ［新規トラックへのチョップ］ダイアログ ボックスが表示されます。

4. ［新規トラックへのチョップ］ダイアログ ボックスを使用して、新規ファイルを保存する形式と場所を指定します。元のファイル名が使用され、チョップされた［数］がファイル名に付加されます。

5. ［保存］をクリックすると、新しいファイルが保存されます。

   新しいクリップにチョップすると、新しいクリップが元のトラックに追加されます。

   新しいトラックにチョップすると、新しい空のトラックがプロジェクトに追加されます。

［チョッパー］ウィンドウの選択範囲は、［選択範囲の挿入］ ボタンをクリックしたときに、トラック リストに追加されるメディア ファイルの部分を決定します。以下のいずれかの方法で選択範囲を作成します。

• ［チョッパー］ウィンドウ内をドラッグします。

• カーソルを選択するデータの開始位置に置きます。［チョッパー］ウィンドウを右クリックして、ショートカット メニューから［選択の長さ］を選択し、サブメニューから長さを選択します。

• ［Shift］キーを押しながら、［→］キーまたは［←］キーを押します。

• タイムラインのイベントを右クリックして、ショートカット メニューから［チョッパーで選択］を選択します。イベントに含まれるサウンド データは、［チョッパー］ウィンドウで選択されます。例えば、イベントにドラム トラックから割り当てられたオーディオが 1 ビートだけ含まれている場合、［チョッパー］ウィンドウでは、完全なドラム トラックが表示され、イベントのビートが［チョッパー］ウィンドウで選択されます。

選択範囲を［チョッパー］ウィンドウのマーカーまたはルーラー マークにスナップさせる場合は、［オプション］メニューの ［スナップ］ を選択し、サブメニューから［有効］を選択します。

選択範囲の開始位置、終了位置、長さは、M:B:T（小節: ビート: ティック）の形式で、ウィンドウの右下隅に表示されます。

［チョッパー］ウィンドウで選択範囲を作成するときは、選択トラックにバーが表示され、［選択範囲の挿入］ボタンをクリックしたときにイベントが挿入される位置がわかるようになっています。

［選択範囲に矢印をリンク］ボタン を使用すると、［チョッパー］ウィンドウから挿入されたイベントの先頭と先頭の間のスペースを指定できます。

• イベント間にスペースを空けずにイベントを挿入するには、［選択範囲に矢印をリンク］ボタンを選択します。インクリメント矢印が波形と同じ色で表示され、インクリメントの長さは選択範囲の長さに一致します。

• イベント間にスペースを空けてイベントを挿入するには、［選択範囲に矢印をリンク］ボタンをオフにし、矢印の端をドラッグしてイベント インクリメントを設定します。インクリメント矢印は黒で表示され、長さはサイズを変更するまで変わりません。

  挿入イベント間にギャップを作成するには、イベント インクリメントを選択範囲のサイズより長くします。以下の例では、1 ビートの複数のイベントが、互いに 1 ビートの間隔を空けて挿入されています。

イベントをオーバーラップして、スタッター エフェクトを作成するには、イベント インクリメントを選択範囲のサイズより短くします。以下の例では、1 ビートの複数のイベントが、互いに半ビート オーバーラップして挿入されています。

チョッパーにマーカーやリージョンを追加すると、サウンド ファイルの部分を識別しやすくなります。詳細については、マーカーとリージョンを参照してください。

［チョッパー］ウィンドウ内のマーカーとリージョンは ACID プロジェクトと共に保存されます。トラックのソース メディア ファイルに保存するには、［トラック プロパティ］ウィンドウの［保存］ボタンを使用します。